訓練作成ユーザーの登録受付を開始しました(災害の素振り・振返りプラットフォーム)

現在、訓練を作成して、行政・企業・地域における災害対応訓練を行いたい方を対象に、ユーザー登録を開始しました。今のところ、公序良俗に反しない限り、個人・企業問わず、自由に利用いただけます。詳しくは、定期的に講習会を実施しますので、その際にご確認ください。

訓練作成ユーザーの登録や講習会への参加を希望される方は、以下の事項を記載の上、メールにてお問合せください。  takenouchi.kensuke(at)kagawa-u.ac.jp

 登録者の名前、連絡先(会社名、Mail、電話)、利用目的(主な利用方法を簡単に)

避難所での感染症予防のためにあなたが今考えるべきこと

大雨の季節が近づいて来ています。毎年同じ議論が行われていますが、一人ひとりが自分は避難が必要なのか?どこに避難するのが適当なのか?避難所に行くなら何を用意すればいいのか?この避難に関する基本的なことを十分に考えられていません。

今年は、新型コロナウィルスの影響もあり、避難所をどのように運営するかが重要な課題として、議論され始めています。当然多くの人が感染を考えると行きたくないなと思うでしょう。でもやはり避難が必要な人もいます。これを機会に自分自身の避難について、しっかり考える機会にしてください。それが、あなた自身の命を守ることにもつながりますし、避難所での感染症拡大(クラスター発生)を抑制することにもつながります。

まず、下記を参考に考えてみてください。

避難所での感染症予防のために、あなたが今考えるべきこと(ver2020.4.1)

①自分は避難が必要なのかどうか。まずは改めてハザードマップを確認し、避難が必要か確認しましょう。ハザードマップでは危険でなくても、家の周りを見た際に危険なことが考えられるなら避難が必要です。ただし、家の2階や3階でも大丈夫なこともあります。内閣府の避難判定フローチャートも参考にどのような避難がいいのか考えてください。 またお体の不自由な方など、避難が難しい方もおられると思います。自分にあった避難を周りの人とも相談しながら考えてください。

国土地理院:ハザードマップ http://www.bousai.go.jp/oukyu/hinankankoku/h30_hinankankoku_guideline/pdf/keikai_level_chirashi.pdf

内閣府:避難判定フローチャート https://disaportal.gsi.go.jp/

② 避難所以外の避難先も考え、前もって相談や連絡をしてください。実際に避難所以外に避難する場所を前もって決めている人もたくさんいます。よく言われる親類・友人・知人の家もそうですが、厳しい状況に置かれているホテルや旅館を支援する気持ちで安全な場所の宿泊施設に1日泊まるのも一つです。また大雨の際に、屋外での車中泊は危険もあるのであまり推奨されませんが、緊急事態ですので、地区にある企業などと相談して、安全かどうか確認した上で駐車場を開放してもらい、車避難する人を受け入れてもらうのも一つでしょう。自分にあった、地区にあった避難先を考えてみてください。

③避難所に行く場合に備え、感染予防グッズを準備しておく。避難所に行ってはダメというわけではありません。やはり自分は避難所に行くのが一番だと思ったら、また避難所に行くしか選択肢がなかったら、避難所での感染予防を考え、準備をしておいてください。また避難所など 自宅以外の場所に避難する際、家族や自分に感染症の疑い症状がある場合は、お近くの行政機関などに相談してください。

内閣官房:新型コロナウイルス感染症の対応について https://www.cas.go.jp/jp/influenza/novel_coronavirus.html

最後に、このように自分にどのような避難が適しているか考えることは今年だけに限りません。一人ひとりが普段から災害に備えてルールを持っておくことが大切です。今年は、特に避難所運営が難しくなっています。ぜひ一人ひとりが自分にとって適切な避難を前もって考えておいてください。「前もって」が大切です。

「ぼうさいスイッチ」絵本

「ぼうさいスイッチ」が絵本になりました。(日本気象協会様提供 )。

リンク ページから見ることができます。

園児を対象としてますので、ご家族のみなさんで、ぜひ読み聞かせてあげてください。 (Apr.1.2020)